2021年 ありがとうございました。
2021年12月28日 カテゴリー:調査記
深夜、窓を開けると一面の銀世界になっていた。
雪が降っているというだけでロマンティックに気分になったのは遠い昔の話。
この寒風吹きすさぶ中、調査員はどうやって暖を取っているのか、張込みも長くなると周囲の視線も厳しくなる時代で実際の探偵の世界は思った以上に過酷な世界であると今更ながら思う。
だが人間はその環境に慣れると苦も無く過ごせるように知恵を働かせるのは、その仕事を全うしたいからに尽きる。
相談員の仕事も基本的には24時間対応、いつ相談が入るか読めないが、身体に染み付いた探偵道と言えば聞こえはいいが、ひとたび電話を受けると瞬時に相談モードにどんな状況であっても聞けるのである。
そして、この仕事を通して見ている世界はほんの少し垣間見ているだけの世界であって、そこに愛憎や裏切り、苦しみがあったとしても、人は誰かのために無償に生きている人たちもいることを知っておかなければならない。
人生は自分が想像していたものとは大きく違っていて、はるか先に灯かりは見えても、そこにたどり着くには時間がかかりすぎて、ある人は絶望し、その無償の愛に気づかず、ただならぬ道へ暴走してしまうのだろうか。
今年も様々な場所で出会った方々から調査業というよくわからない世界にいる者に信頼を下さりたくさんのご縁を繋いでくださったことに心から感謝を申し上げます。
来年は愛する我が街、天神橋筋商店街で心置きなく、乾杯の時間があることを願っています。
今年も数日となりましたが探偵社らしく365日24時間稼働中です。
来年も変わりなくお付き合いくださいませ。