師走
2019年12月09日 カテゴリー:雑記
あっという間に12月。気ぜわしい気持ちになってしまう日々であるが商店街の喧騒をはずれ静かな空気に包まれる道に誘われるように、向かう先は小さなお寺の掲示板である。
その短き言葉の意味深さはいつも心に刺さるものが多くしばし眺める。
「いたわりは人にも、物にも、草木にも」
「他人をとがめる自分の心をみよ」
「悲しみよ おまえのおかげで私は仏に遭う」
「蓮の根はどろの中に 仏の願いは我等が苦悩の中に」
(福岡県 多福寺のHPより一部抜粋)
みくじは年に一度だけと決めているが、みくじの文言が美しい日本語が書かれていることもあり、趣味のご朱印めぐりの際に良い風が吹いてきたので気分ためしに引いてみた。
1年という時間軸の中で果たしてどんな1年であったのかは12月に答えが出されるのであって心と身体のバランスを失いがちな12月でもあろうか。
神の教と書かれた、みくじの裏にはこう書かれていた。
「笑う角には福来る、ねてもさめてもにこにこと。
とがった声、それがどれほど自分の心を暗くし、家庭をくらくし、世間をくらくすることか。つとめてにこにこ笑いましょう。自分の心が明るくなり、家庭も社会もほがらかになる。天の岩戸は笑いであけた。笑う角には福来る」
相談員の仕事は依頼人の苦悩を同じように受け止めてしがいがちで、家族と食事をしていても、寝床についていても、今頃依頼人はどんな時間を過ごしているのだろうと思いをはせることも多い。
みくじの表には和歌のような言葉が記されていた。
「枯れ枯れて冬に向はむ木も草もやがて花咲く春を待つべし」
どうやら、幸運は後からやってくるらしい。
諸事控えめに身を正しく、意志を強く持って身を慎めば幸運が訪れるらしい。
ブログを更新しないと心配される過去の依頼人の方からたくさん連絡を頂きましたが心配ご無用、変わりなく元気にやっております。
今年は多くの方との出会いがあって、ご縁を頂戴しました。少し気を引き締めてどんなご用件でも大丈夫なように24時間スタンバイしております。