調査に必要なもの2
2015年10月23日 カテゴリー:雑記
調査をお考えならば先ずは無料相談をしなければなりませんが、最近は特に面談することに、二の足をふんで出来れば簡単にすませたい、出向きたくない、と思われる方が増えた。
相談者も年々若くなり、私の子供のような年齢の方が結婚ではなく恋愛に不信に思う相談が多く、電話で簡単に話しをされただけで探せるのか、探せないのか、調査も簡単に出来るものだと思われている方の多いこと。
こちらもプロなので情報が薄くても濃くても一筋の光さえキャッチすればお答えすることは出来るが、そこにたどり着くには詳細な話しを聞かねば判断が出来ず、やはり顔を見てお話しを聞かせていただきたい。
その複雑に絡み合った糸をほぐすには一筋縄にいかないように手間も時間もかかりますので、真剣に解決したいならば、これまでの詳細を少々お聞かせくださいとお願いしています。
随分と昔のこと。
面談を約束した駅には喫茶店も見当たらず、ならばタクシーで沿道のファミレスまで移動をしませんかと提案するも、相談者は時々ここで過ごすようで、目の前に小さな公園のベンチに座った。
その駅は高台にあって見下ろす町並みを眺め、1時間後、話が深くなるのにつれて、この場所がふさわしくないと思い始めるも迫りくる夕焼けが美しくそこにいた。
相談者の感情を含めた言葉をまといながら、真摯に一片の濁りなくお受けするにはお会いしなければわからないことがある。それは相談者自身も思われることなのではないでしょうか。
不思議なことに、会えば一瞬で打ち解けられて、相談の話から何度も脱線して、よもや話が尽きなくなるから不思議である。
悩みすぎて心身が疲労しているのかもしれませんが、問題を解決するにはそんな時であるからこそ、物事をめんどくさがらないことが一番大切なのかもしれません。
夕焼けマニアの私ですら、そこがどこの駅だったのかは全く思い出せないでいる。無人の駅で、付近を歩けば小高い山々が迫ってくるような風景だった。
深い苦しみも悠々と受け流すようなこの自然を背景の中で、相談者は依頼人となって、次回お会いする時の調査の報告も、ここでもいいですか?と言われ、私はいいですよと言ったような気がする。
無料相談に持参するには何が必要ですかと聞かれたら、私はいつもこうお答えしています。相談だけなので何も必要ではありません。
心落ち着ける場所ならばどこでも伺います。
ご相談ください。