ヴィーナスのえくぼ
2014年9月09日 カテゴリー:雑記
眠れない日々を過ごしていた。
ヴィーナスのえくぼの下部のきわどい部分に激しい痒みと痛みがある。
要するにお尻の窪んでいる部分である。
単なる湿疹かと辛抱していたが今回は何やら違うような気がする。何かおかしな菌でも入ったかと、皮膚はあらゆる病の発症を伝えるものだ。
先ずは鏡で湿疹の全容をチェックしてみたが臀部の場所が姿見では確認出来ない。
iPhoneで密かに深夜、撮影をトライもするが現在、腕を痛めていて腕が後ろに回らず、あらゆる角度でトライし続けた。
久しぶりに自分の臀部の全体像も知ることになり再度驚き、これはやはりお医者に行くべきか悩み続ける。
女性にとって、その秘部は何があっても他人に見せるものではない。
もうひとりの私が囁く。
代表A氏とK嬢。
思い悩む私に何がおかしいのだろうか。
笑いころげながら早く見てもらいなさい~と。
私の心情をオール無視した。
気持ちを決めるのに5分かかった。
私は思い詰めた表情で、前のめりになりながら早足でそこに向かった。
知り合いの商店街の方が声をかけて下さる。いつもなら立ち話でおしゃべりするが、急いでおりますのでと失礼させていただいた。
皮膚科に到着してホッとする。
女性スタッフと女性の患者ばかり、柔らかな空気が流れていたからだ。
だが、ここへは取り急ぎ来たので、医者は若い男性だった。
恥ずかしさを払拭するために、まだ医者はやって来ないが、ベットに横たわり即座に臀部を丸出して待つ。
中々来ないので、フェイラーのミニタオルを臀部に乗っけて待つ。
エレガントな美しい、このフェイラーのミニタオル。
どうやら、小さすぎて、全てを覆うことが出来ぬ。
看護師が既に素早く、スタンバイしている私に驚きながら。
「まだお尻は出さなくていいですからね」。と言った。
医者に顔を見せる前に、先に問題点を突き出すことで事の重大性をわかって欲しかったのだ。おかしな奴だと思われているかも知れぬが、せめてもの淑女の振る舞いもここで見せつけておきたい。
湿疹に何かをこすりつけ、菌をその場で調べることで即座に解決し、納得行く答えを聞きだして、もはや全快したかのような気分になる。
医院を出ると、美しい夕焼けが商店街の隙間から現れていた。
大好きな「黄昏サラウンド」が流れてきたような気分で天神橋筋商店街を闊歩する。
A氏とK嬢には常に感謝している。
いつも的を得た鋭い意見を頂き、今回も先延ばしすることなく、勇気を持ってそこに向かえたことに。
そして、この夏、まだまだ暑い日々が続いています。
汗のたまりやすい、この様な秘部に悩まれるレディも多くいるだろうからお伝えしたい。
日本の医療は素晴らしい。
良いと思っていたサウナや軟骨が悪化させていたらしく、2日目で完治。何事も早期発見、ついネットでチェックをして自己治療を行ってしまうこともあるが、間違った判断も多く、先ずはプロに委ねることで解決するものです。
それはどんな時もだ。
恥じ入ることなく、恐れずいつも前に進もう。