2014年 天神祭
2014年7月21日 カテゴリー:雑記
天神祭のお囃子が路地裏から聞こえてきたのは6月中旬。
それがだんだんと大きな音になって行くことで、この祭りの始まりを感じています。
いよいよ、日本三大祭の一つでもある「天神祭」が近づいてきました。
夏の最も厳しい暑さの中で行われる天神祭。
昨年は、この二日間で約130万人の人出があったそうです。
この地で、お仕事をさせていただいて随分となります。
古くから商いをされていたお店が廃業され、いつか行こうと思っていた新規のお店も早々と閉店していたことに驚くことがあります。
ここは関西唯一の活気ある天神橋筋商店街と言われていますが、値段の安さだけでは勝負出来ない激戦区です。
依頼人の方と最後にお会いする時には、いつもこの商店街で一緒に食事をして、その後、静かなカフェへ、そして最後にいつも、この商店街を歩きます。
初めてお会いする時は、南森町駅までお迎えをしています。
事務所まで向かう際には、心の余裕もありませんので全く気にもとめなかったこの天神橋筋商店街。
最後に一緒に散策しながら歩いていると、こんなに楽しそうな商店街だったんですね。
と改めて言われます。
思いつめてやって来た方も、落ち着かれ、最後には商店に立ち寄って、買い物をされた方や、もっと元気になったらゆっくり買い物に来ようと思っています、など言われる方もいて嬉しく思います。
初めてのお出会いは天神橋筋商店街で。
最後にまた、ここでお別れします。
依頼人の方の中では、天神祭が始まると思い出して下さるのか、この時期、近況を下さる方もいます。
商店街のそばに事務所があることは、この地域に根差した方達の熱い気運と、普通の暮らしの中にある生活雑貨を一緒に眺めているだけで、肩の力が抜けて行くようで、笑顔でお別れを出来ることにいつも感謝しています。
仕事は人生の一大事に関わらせていただいています。
折に付けて、大阪天満宮に依頼人の方の願いと、時には危険が生じ兼ねない調査員の方の無事も祈念させていただいています。
この2日間、商店街が熱を帯び、人混みの渦を眺めていると、どれだけ混雑しようと暑かろうと、きっとこの祭りを肌で感じることで歓喜を得て、そして、根底には何かを祈念をする人々のように私は思えてしまうのでした。
当日は大変混雑しますが、普段の日は日本一長い商店街のあっという間に端から端まで歩かせてくれる楽しい商店街です。
この天神祭をお越しになる方々が楽しい時間を過ごされますように。
お気をつけてお越し下さい。
7月24日(木)宵宮
7月25日(金)本宮
7月25日(金)19:30~20:50 奉納花火 打ち上げ数4000発
川崎公園 桜ノ宮公園 荒天時は中止