忘年会
2013年12月30日 カテゴリー:雑記
調査業は時間の予定のつかない中で絶えず動き続け、休日も仕事が多く、子供の寝ている時間に自宅に帰るという日々を送っています。
会社の忘年会は毎年、家族への感謝として、家族の参加をいただいています。
年末の最も忙しい時期に子供達を連れて奥様が揃って参加していだだくことは夫の仕事に、ご理解があるのだと深く感謝しています。
普段絶対みられない子供をあやす調査員の方の姿はまぎれもなく家族の姿であって、私はこれを見ることが1年の終わりでもあり、また頑張ろうといつも思います。
この忘年会は大人の飲み会だけでなく、子供達を喜ばせるための時間でもあり、貸し切りの部屋でおもちゃをゲットするゲームをしたり、プレゼント大会をしたり、また、奥様方と雑談をしたりとあっという間の時間でした。
この子供達がいつの日にか結婚して子供を産み、仕事に苦悩する時がきたら、この忘年会を思い出してほしいなと思います。
お父さんは仕事で忙しかったけれど、いつも必死で仕事をして、いつも家族を思っていたことや、クリスマスのプレゼントも欲しかったモノを選んでくれていたことを。
私は調査員N氏から聞かされた話が大好きだ。
それは、わざとサンタの衣装を玄関に脱ぎ捨てたかのように置いてみる。
クリスマス。
息子は早朝、玄関で、あの真っ赤な衣装を見つけて驚愕する。
「お父さん!!大変や!サンタさん!裸で家を出たのかな?
裸で・・なんでやろか・・・風邪ひかへんやろか・・・」と。
子供でいることはわずかな時間でしかなく、なんて可愛らしいのだろうと。小さな口で肉をほおばる姿を眺めていると、隣ではプレゼントのチョコバーを他の子に食べられたと人生の終わりかのように悔しさで母の胸の中でむせび泣く女の子。
どれだけお母さんが優しく抱きしめて慰めても、母の胸の中でうずくまり、目を閉じるも何故か涙は流れず、母の暖かい匂いの中で、とりあえずじっとしていることの可愛さ。
チョコの怨念は許せないことだったのでしょう。
この子供達がいつか大人になり、人生で淋しいことがあったら、私はこの日のことや、お母さんの優しさ、お父さんの奮闘、あなた達はどれだけ愛されていたかを伝えてあげたい。
奥様方にも、長年の職業とはいえ、普段は一切仕事の話をしないのでご心配でしょうが、この誰もが当たり前に持っている大切な家族が失われる事態になった依頼人の方を救って下さっていることは言葉では表すことなど出来ません。
代表者A氏、調査員の方々、K嬢。
関わる方々、いつも感謝しています。
有難うございました。
仕事は常に終わりのない時間の中にいますが、家族の時間は永遠に続いていくものです。
どうかこりずに今後もお付き合い下さることを願い申し上げます。
来年も良い年でありますように。