天神橋筋商店街3
2013年5月27日 カテゴリー:雑記
天神橋筋商店街を歩いていると、テレビクルーが取材をしているのをよく見かける。
近くに関西テレビ放送があるので、番組でのインタビューをするのにスタッフが歩く人達をチェックしている。
「橋下さんについて、どう思われるか?」
いきなり、どこかで見た顔の男性キャスターからマイクを向けられる。
心の準備もなく、カメラが回り出し、あっという間に囲まれて強引でもあるが、実にソフトな物腰なので上手く言葉を引き出されてしまう。
さすがに言葉を扱う職業、会話の切り込み、インテリジェンスなムード。
会話の勉強になったが、自分がどんなことを話したことが全く思い出せない。
ボーッと歩いているとこの様な目に合う。
また、この日本一長い商店街には外国人の観光客の方も多くやって来られる。
100円ショップ、ドラッグストアー、激安スーパーを訪れるのも旅の途中のご愛敬。
普通の暮らしぶりを眺めるのが一番興味深い時間かもしれない。
気になるお店を紹介したい。
そこは昭和のニオイがプンプンと漂う。
北島三郎のブロンズ像が店に立つ、JR天満駅近くにある「あこや楽器店」である。
演歌のカセットテープが膨大にあり、遠路はるばる、ここにしか在庫がない秘蔵のテープを求め、演歌ファン垂涎の有名なお店らしい。ここは演歌歌手のプロモーションの場でもあり、噂ではシークレットライブが突如行われていたりするらしいが、見たことは私はまだない。
そして、その向かいにある「ガクブチの大和」大阪天神橋本店。
店構えは卸問屋のようで、額縁、絵画、掛け軸などが数万点ある。古い映画のポスターの額装お願いした事があるが、サイズが大きく個性的な写真を上手くトリミングしてくれて、額に入れることで、これだけカッコ良くなるのかと感心する。
そして、あの激安価格で売られる某店を覗いてみる。
今回も、こう力強くマジックで荒々しく書かれていた。
「絶対に値引きしません」
絶対と書かねばならぬほど、しつこいほどのお値引きを強要されているのだろうか。
ただ、店主との会話を楽しみたいお客様もいるのではないか。
これは店主のユーモアに違いない。
そう思いながら店内で買い物をしていると、女性の客がやってきて。
「これ、なんぼになる??!!」
大きくわかりやすくプライスが書かれているのに、あえて値段を聞いてみる。
お値引きを強く願う関西人お約束パターンである。
商品は底値、都会では信じられない価格帯であっても、ここは大阪・天神橋筋商店街。
関西有数のおばちゃんのパワーが強く炸裂している街なのだ。
店主は次回、どんなメッセージをアップされるのか。
今後も暖かく見守りながら注目したいと思います。