普通の一流探偵 募集
2012年12月18日 カテゴリー:雑記
その昔、20歳代の調査員は、初めての山中での現場で興奮していたのでしょうか?
ドイツ軍が着る迷彩服のようなアーミージャンパーを着用してやってきました。
対象人はそこから大阪のオフィス街に向かうことを事前に伝えていたにも関わらずです。
すぐさま先輩の調査員が着替えさせました。
実際の動き続ける現場では、テレビドラマのように変装したりする暇はありません。
事前情報に基づいて、そこに溶け込める風景でいます。
いかにそこで普通にしていることが大切であるのか。
いかにそこで普通にしていることが難しいことであるのか。
探偵になるためには技術や経験も必要かもしれませんが、普通に社会生活をされていれば、調査の経験がなくとも、それまでの人生で得たことは貴重な経験であり無駄ではありません。
家族や好きな人がいれば、人生や愛に悩みを持ち、依頼人と同じように人生の選択に迫られることもあるかもしれません。
社会経験があれば依頼背景を理解することも出来ることでしょう。
本来、家族であっても知るはずのない個人のプライバシーを知ること。
それは非常に深い意味があり、依頼人はそれを知ったことで ある種の新しい人生のスタートを切れます。
日々、調査をこなし続けて行くと忘れがちなことですが、調査業は単なるサービス業にとどまらない 依頼人の人生までも変えてしまう職業です。
依頼人はそのたった一枚の写真を見て、涙します。
しかし、その涙は永遠に流れ続けるわけではありません。
時を越えて、依頼人が落ち着かれると相談員とは一生忘れられないモノを共に掴み取った戦友同士になります。
調査員の方は依頼人と深く接することが余りありませんので、その意味がわかりにくいかもしれませんね。
これまでの15年の中で多くの調査員の方と接してきましたが、一流の探偵とは映画やドラマのような派手さはなく「至って普通」を続けることの大切さをわかっている方だと思います。
普通の暮らしを続けられる人こそ、日常の変化に繊細でいられるからです。
調査員も相談員も仕事が終われば家族の元へと家路を急ぎます。
家族との時間を、愛する人との時間を、自分の時間を大切にしています。
そして、更に時間さえあれば、もっと多くの人との愉しい時間を過ごしたいとも思っています。
私自身、相談員の仕事の前は主婦であり、今の仕事は考えられませんでした。
事務所に置かれた壁一面の古い全国の電話帳。
古い住宅地図、書物、今では使えなくなった古い機材、カメラ。
調査員の方が、これらを酷使して、日夜どれだけの依頼人を救ってきたのかと思うと相談員として感慨深く、どれだけ時代が流れたとしても人間の持つ 洞察力・センスはコンピュータなんかには負けることは無いでしょう。
どんな職業も一人前のプロに育つまで、失敗を重ねた上での長い経験と目に見えない努力はもちろん、同じ気持ちでいる仲間、それを支える人達によって育まれるものです。
どんな方も初めての仕事は経験ゼロですが、知らぬ間に多くの人と関わりながら経験を積み重ねていきます。
このドアをノックされて、何かを感じ取れた方は、きっとプロへの道を着実に上がって行くのだと思います。
なぜこんなことを書いたかというと、
当社では現在、調査員の方を募集しているから。
興味のある方はこちらをご覧ください。
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どうしても人員が足りず、調査のお断りをすることが多すぎて、多くのお客様にご迷惑をおかけしています。
心当たりのある方もいるかと思います。
すみません。
ごめんなさい。
ですので、
“普通のこと” がわかる方、出来る方、積極的に行動できる方”だけを”お待ちしております。
あ、よく質問される方がいるのですが、兼業が出来るような生半可な仕事ではありません。もちろんそんな方には私共も仕事の深いところは教えられません。
あなたが依頼人だったらそんな探偵に依頼したくないでしょ?
携帯依存症の方もダメです。携帯に気を取られていると当然対象者を見落とします。コンビを組む仲間をも裏切る行為です。
あと、私たちは知的肉体労働者です。体力も要ります。
少しくらい失敗してもいいんです。大丈夫です 先輩が助けます。
しかし正直に伝えてくれないと助けられません。少し大げさですが、現場ではコンビを組む相棒に命を預けるような状況も稀にあるので、自分が知り得た情報を相棒にきちんと伝えることが出来る方、是非是非一緒に仕事しましょう。
毎年末に催している家族全員参加の忘年会で ご家族・恋人のお顔を見せてくださる方、喜んでお待ちしております。