身上調査 娘の結婚相手
2012年8月16日 カテゴリー:調査記
長く独身を続けていた娘。
ようやく、娘から結婚相手を紹介された男性を見た時。
どうしてこの男性を選んでしまったのか夫婦で悩みました。
その男性はバツ一、借金があり、会社も倒産して現在無職という。
娘から男性の話を聞いても要領を得ず、実はよくわかっていない感じがしました。
或いは、今が楽しいので過去はもう済んだこととして気にならないのもしれません。
調査会社に結婚相手を調べたいというご両親の経緯は様々です。
相手と会って話をしたが、その会話や身の振る舞いで何かいい感じがしない。
相手のことが何もわからず、実家や両親についての詳細が全くわからない。
昨今の結婚事情のいくつかは、一昔前のようにある程度知ったお相手というのではなく、
親にも事前に紹介もなく、いきなり切り出される。
何かすっきりしないまま、そのまま突き進んでしまいそうな予感。
それを不安に思われるご両親が多くなったような気がします。
相手家族についても、財産があるのか、良い家柄かどうか知りたい。
などではなく、ただ、どんなお人柄の方なのか?
ご両親はどんなお仕事をされてきたのか?
親として、普通のご家族であることを願っているだけです。
借金、DV、ギャンブル癖・・・
そのような匂いのする人物を結婚相手として選んでしまうこと。
親として事前に聞けば反対したくなるのも当然なことです。
人間の悪癖は突然始まるものではなく、突然治るものでもなく、
長年の習慣性を持って形成されているので、
恋愛時代には見えなかった一面。
或いは、それらを知っていながらも、毎日の暮らしを続けることが無視出来ない問題だと
判り始めるのは結婚して、数年たって子供が出来た頃のようです。
結婚をいくら反対しても、娘はもう親には理解してもらえないと意地になって
反対されても押し通し、心を閉じて親子の信頼関係まで失ってしまいます。
娘も知らない相手男性の不実な部分、不安に思う事実などが判明し、
具体的に話をしないとますます心を閉ざす一方に・・・。
どんな結婚相手でも親としては心配は尽きないでしょう。
ただ、今はたとえお金や自慢出来ること等が何もなくても。
どんな職業でも一生懸命仕事をされている事。
多くを語らずとも、笑顔できちんと挨拶が出来る。
健康的で和やかな雰囲気を持っている方ならば、今はどれほどの小舟であったとしても
これからは、きっとしっかりとした揺るがないものを築けるはずです。
親も自分自身の結婚生活と照らし合わせて、どうか幸せになってほしい。
平凡でもいいから、優しい人と結婚してほしい。
結婚調査のご依頼は子供の幸福を願って依頼するものです。
その思いを受けて、私共もきっとお力になれるだろうとお受けさせていただいています。