素行調査 両親からの依頼
2012年4月24日 カテゴリー:調査記
深夜、娘がもう頑張れそうもないと泣きながら電話がありました。
結婚して10年近くになります。
私達は娘の交際相手が気に入らず、結婚は反対していました。
いくら平静を装っていても、何かあったのだとわかっていました。
あれほど家庭的だった娘が家の中、冷蔵庫の中の様子が変わってきている。
その一番の表れは子供への接し方だったという。
どれだけ明るく振舞っても、母親は日々の生活のプロでもあるので
娘のことは父親とは違う視線で敏感に感じ取ります。
始まりから祝福されない結婚もあります。
その相手を選んだことで両親と不仲になっていくこと。
どちらを選ぶことも出来ない、難しいことです。
ただ、結婚とは不思議なもので、例えどれだけ親の期待にそえないものであったとしても、子供が生まれることで両親との関係が修復出来る人。
親が心配していても、その後の努力の甲斐もあって上手く行っている人。
世帯を持って子供を育てることは、浮ついた気持ちで生きることなど出来ません。
夫婦共々知らぬ間に成長して、安定した家庭を作り上げる方がほとんどかもしれません。
娘は夫の不貞行為でさえも自分のせいなのだと泣き続けます。
結婚は意地でも続けるつもりで一人で悩んでいたのでしょう。
私達に何とか認めてもらおうと弱音を吐かず、10年間よく頑張ってきたと思います。
ただ、その頑張りも本人だけでは乗り越えることは出来ません。
結婚から離婚へとすすめるには多くのことを決めなければなりません。
結婚を決めることよりも離婚を決断するほうが大変なのだと始めて知ります。
この不況の時代、夫がどれだけ不実であっても生活の収入を失うこと。
パート程度にしか働いたことのない方は、これから自分がどうやって自立して、子供を育てて、生きていけばいいのか自信がありません。
充分辛い状況であるのに、ますます深い沼に落ち込んで抜け出せなくなります。
親は、やみくもに結婚を反対するのではありません。
母親の分身でもある娘は誰よりも幸福であってほしいと願うからです。
親が長年の人生を経験してきた上での機知や、人間観察力。
たとえわずかな時間の中でも立ち振る舞い、表情、会話から敏感に感じます。
今のその状況で果たして娘を本当に幸せに出来る人なのかと。
浮気調査の結果の背後には、妻の自立や子供の将来、これからの生活を心配するご両親の不安。それら全てが少しでも上手く解決が出来るようにと相談員がその後の無料相談と法的なことの相談は弁護士の紹介と相談への同行などまで行っています。
ただ、いつも思うのは何を持っても親の愛情に勝るものはないでしょう。
女性として、妻として、その大先輩でもある母親が持つ説得力。
親と対決ばかりしていると自分は愛されていないのではないかと思ってしまいがちですが
例え、両親とはどれだけ喧嘩をしたとしても、人生で一番苦しい時には両手を拡げて待っていてくれます。
ご両親からのご依頼はしばらく子供へは内密にお願いしたいと言われることが多いです。
当事者は悩みの渦中に入ると冷静な判断が出来ません。
対象人の情報が少ないことで素行調査について、ご心配になられますがご安心下さい。
充分理解した上でお力になれます。