所在調査 懐かしい友人に会いたい
2012年4月02日 カテゴリー:調査記
誰にでも人生の中で生涯忘れられない人がいます。
それはかつての恋人であったり、親友であったり、お世話になった方や恩師であったり。
でもなぜか、その人と付き合っている時はその大切さに気づかずにいます。
何かのきっかけで疎遠になっても、
また会えるだろうと思いながら日常生活に追われていきます。
ふと気がつくと数十年。
思いついて、かつての住所に出向いてみるも風景も家の姿も変わってしまっている。
時間が経っている場合などは記憶はどんどん薄れていきます。
直近の年賀状はあっても何十年も前の手紙など残している方は少ないでしょう。
手当たりしだい動き回っても、誰かに聞きまわっても、その消息が全くつかめない。
依頼人である女性は50歳。
10代から20代を過ごした友人に会いたい。
楽しくも辛かったあの頃を乗り切れたのは、間違いなくあの時代に知り合った彼女のおかげです。
年上の彼女が言ったことの言葉の一つ一つが思いだされます。
今なら十分その言葉の意味も深く共感出来るのに、と。
何がきっかけで連絡が取れなくなったのかは思い出せません。
転職したり、引越ししたり、結婚、夫の単身赴任先への転居・・・。
忙しい生活は流れるようにやってきて、それがようやく落ち着いた頃に ある病を抱えることに。
病を持って始めて大きく人生を振り返ることになったという。
会いたいという気持ちから会わなければならないと強く思い始めたようです。
このような場合、自分自身で散々探し回ってみても情報が少なすぎるため、
もう無理なのではないか?と思われるかもしれませんが、どうかあきらめないで下さい。
ご自身で探せないからこそ調査会社があるのです。
一度途切れたご縁が時を待って、このような形でまた繋げられること。
何よりこれは間違いなく調査会社にしか出来ない仕事です。
関わるスタッフ一同、再会の悦びは依頼者以上に嬉しいものです。
どんな風に再会されたのか?どんなお話をされたのか?
つい、いつも以上にあれこれ聞いてしまう私です。
自分の若い頃を知る友人は果たしてどれくらい今、まわりにいるだろうか?
あの頃の夢や失恋に一緒に泣いてくれたこと。
若さゆえに人生全てに悩みを抱えていたこと。
懐かしい話を時を忘れ語りあうことで過去の自分自身とも出会えるようです。
そして、もし再会出来たらあの頃よりは少しは成長した自分を知ってほしい。
それが一番伝えたいことかもしれません。