家出調査を当社にご依頼くださったお客様からのメッセージです。
娘とは事情があって20年以上、音信不通の状況。 多分、元気にしているだろうと思いながらの20年でした。
- 相談のきっかけ
- 娘とは事情があって20年以上、音信不通の状態。多分元気にしているだろうと思いながらの20年でした。
最近、ようやく自分が娘を探さない限り一生会えないことに気がつきました。かつて私たち夫婦が経営していた商売も傾き、自宅は競売にかかっている状況です。
万が一、娘が実家に帰ってきても帰るところはありませんからその前に探しておきたい。父や兄弟の反対があり、内緒で依頼しました。
- 調査後今の心境(良かったこと・悪かったこと)
- 今は、家も無くなりましたが、新しい住まいに娘は顔を出すようになっています。
なぜ、もっと早くに探さなかったのかと思いながら、少しずつ少しずつ20年の月日の流れを埋めていっています。
このような場合は、余りにも時間が経ちすぎて、自宅を出た際の手荷物や情報、当時の事情などは余り重要視されない場合もあります。
今も住民票や戸籍も実家に置かれたままです。ご依頼者は、勝手に出て行ったのだからほっておけと夫に言われても、国民保険や年金を払い続けているといいます。勿論、今も娘宛の郵便物は実家に届けられるが、何か現在をつかめる情報になるものはない。母は当時の友人・知人を尋ね歩くも20年も経っていればその友人達の連絡先すら不明です。
家出調査とは対象人が自宅を出てすぐ調査開始というだけではなく、家を出てから10年、20年、30年というケースも多いです。
ではなぜ今頃になって と思われるでしょうが、依頼人の生活状況の変化、気持ちの変化があります。家族とは必ずしも愛情深いものが一緒に生活しているわけではありません。
状況から難易度の高い家出調査となりました。
詳細を聞き込んで、対象人が最も信頼していた人物が判明。その人物は今も娘とはある趣味の世界でつながっていることがわかりました。こちらの事情を説明し協力をいただくことができ、娘の居所を知ることに成功しました。
テレビドラマのような美しい再会ばかりではありませんので、発見時に二手三手を考えあぐねます。しかし、どのような過去があったとしても、その長い年月を経ての再会は感慨深いものがあります。