スマホ教室
2011年12月18日 カテゴリー:雑記
その昔。
携帯電話は限られた者しか必要はなく、街には公衆電話がたくさんあり、電話ボックスにも人が常に並んでいました。
車から降りた恰幅のいい男性。
人混みの中、大きなショルダーバックから、おもむろに取り出したものが受話器でした。
当時、ショルダーフォンという電話は3キロもの重さがあったそうです。
男性は誰かに仕事の指示でも出しているのでしょうか?
非常に大きな声で緊迫感いっぱいで話していた様子が強く残っています。
私の青春時代。
デートの約束はお互いの会社に電話をかけあっていました。
家の電話も一晩中、かかってくるのを待ち続け、お風呂に入れなかったこともありました。
そのあてもなく、ただひたすら待つという時間。
待ち合わせの場所を間違えると大変でした。
当時は喧嘩をしても、顔を見てあやまるしか仲直りする方法はありません。
あれから、時を超えて。
子供から老人までが簡単に携帯電話を扱えるようになって、今や携帯を持っていない方とは、どうやって連絡しようかと考えるほどです。
私の母は70近いのですが、絶品の豚汁を作りながら、近所に住む姉とメールで喧嘩をしていました。
怒りの絵文字も忘れません。
そして、またメールでお茶でも飲もうかと絵文字が並んでいます。
その時代のスピードについて行くべく、スマホにチェンジ。
購入した時には、返品することが出来ないだろうか?
真剣に思った私です。
K嬢にスマホと虫眼鏡を酷使する姿を見られてしまい、沈着冷静なK嬢が涙を流しながら笑いこける姿を見て、私は真剣に戦っていたのですが、
そうなのか・・・おかしいのだな・・と虫眼鏡は机の中にあります。
おまけに。
スマホ教室が絶対あるはず、ショップで聞いてみたらどうですか・・と。
スマホ教室・・・・・・・・・。
皆で並んで座って、講義を受けるのだろうか?
講師は一体誰なのだ。
予約制だろうか。
質問事項すらわからん。
いや、何か違うような気が致します。
しかし、心配ご無用。
指はスロットマシーンの動きに慣れ、サクサクと打てるように謎は解けていっております。意味もなくA氏や友人に絵文字を酷使して、時候の挨拶から気になること、おもしろかった人の話など、ついでに満月の写真を添付、送信しています。
やはり、それを手にした以上。
困難は自分で解決しなければなりません。
12月は一番メールの送受信が多い月なのだそうです。
それでも、大切な人との会話はメールだけでなく顔を見て語り合いたい。
どれほど、メールしたところで笑顔は見えないですから。
スカイプ、挑戦しましょう。