仙台市内
2011年5月11日 カテゴリー:雑記
昼からは仙台市内を歩くことに決めました。
着いた瞬間に商店街を賑わう多くの人達を見て、本当に心から嬉しく思いました。
皆、家族連れや、カップル、若い人達が普通に愉しんでいることに。
仙台駅の西口は、七夕まつりのメインストリートになるアーケードがある最も賑わうショッピングタウン。
西口から東西に3本の大通りが伸び、青葉通り、広瀬通り、定禅寺通りには美しい緑の並木道になっていて、中央分離帯は公園になっています。
商店街の入口には東北物産展のマルシェが並んでいます。
亀裂のある建物も一部あって、よく見るとデパートは営業していても2階以上は閉鎖しているのでした。
しかし、街は人で溢れています。
牛タン屋も満席。
カフェも満席。
ショップは皆、バーゲン中。
マルシェで購入した、ずんだ餅を1本食べながら、この商店街に実家があった仙台育ちの彼女の話を聞き、変化していく、この仙台の街並みを知るのでした。
皆、牛タンに、これでもかと振りかける七味に、びっくりしながら堪能し、また余震があるも、変わらず楽しく語らっている、そんな姿を見ているだけで、人間の持つ底力を見ます。
彼女の夫も素晴らしい人で、現在、復興のお仕事をされています。
おしゃべりな相方にふさわしく、とても紳士的で静かな、多くは語らずとも秘めた男気を持っている方・・そんな風に思えました。
関西人として、ぜひともシャイな彼を笑わすことをしたかったのですが、彼女の話が全てを凌駕し圧倒し、次回は、これからの東北について、じっくり語り合いたいですね。
12万人という人が未だ、家も無く避難所暮らしを強いられ、動物達が餓死する姿を見ると無力感に襲われ何も出来ない自分に腹ただしくなるのです。
大切な人と連絡がとれず、行方を探す日々。
生まれ育った町がなくなり、全てを失った人達に。
これほどまでに日本中の人が悲しみに包まれたことがあったでしょうか。
短い滞在でしたが、東北の方の優しさに触れ、これからの復興を心から願わずにはおれません。
別れの時間はあっという間にやってきます。
ただ、私達は親友なので生きている限り、いつでも会えます。
じっと顔を見てると、涙が出そうになるので、私は、じゃね!って、愛想も無く改札を走りぬけました。
次回もアロエ茶ご用意下さい。
仙台、親友、また会える日まで。