天神橋筋商店街16
2017年10月27日 カテゴリー:雑記
客層の年齢層が非常に高い天神橋筋商店街。
ふと前を歩く人たちを見ると手をつないだ熟年カップルが多い。
何故ならここは、いかにも熟年カップルが好みそうな居酒屋、雑多なモノが売られている露天風のショップ、お茶を飲むにも若者ばかりのカフェでなく、昔ながらの純喫茶が多く存在する。
ある番組で60代男性洋服をもう買わない説というのがあった。女性はいくつになっても、どれだけ洋服を持っていても購入してしまうが、男性はある年齢を境に洋服に対して興味がなくなるのだという。
そんな一部のおしゃれ男性が行くのであろうメンズショップが、天神橋筋商店街には数多くある。「メンズショップKOMAI」で80代とおもしき年齢の方がシャツを選んでいた姿はとてもチャーミングだった。
そして、そこからほど近い場所にある「スッポン堂」。
余り客がいるのはみたことがないが固定客がいるのだろうか。ここも身体の衰えを感じたらぜひ行ってみたくなる店である。
いい匂いがしてきたなと思えば、メロンパン専門のお店、タルトのお店、パン屋さんと新しく出店ラッシュである。我が身は現在、ぬるい糖質制限をしているがこの匂いにつられてしまいあやうくリタイアする所であった。
恐るべし天神橋筋商店街である。
ただ帰宅への道を歩いているだけで迷宮の森へ迷い込んだような、よからぬ道へと迷いこませる。
とりあえずメロンパンは一個だけ購入させていただいたが、外カリカリ中フワフワ納得のいくお味だった。
そして、夕刻になると特にこの天神橋筋商店街は我が身を最も誘惑する危険地帯である。
天満駅の北側の最もディープな地帯へは週に1度、愛猫のおやつを購入すために出向くが、未だ戦後の闇市時代を匂わし、昭和の残像があちこちに残っている。
ここは一歩入るだけでノスタルジックな気持ちになってしまい、居並ぶビニールシートのお店で、ちょっと一杯ってな感じになってしまうのだ。
60近い女がたった一人飲んでいれば、いけないことになってはと心配したが、串カツ5本とビールを飲んでいたが時は静かに流れ、猫ちゃん動画をみまくり、他のお品も存分に注文し糖質制限をしていたことをすっかり忘れてしまっていた。
そして、4丁目付近で新店舗のチラシを配っていた。
それは「つくね時々うどん」とあった。
うどん好きな私は穴があくほどそのチラシに書かれた「DMご持参の方にはお好きなつくね一本サービスします」と書かれたメッセージを凝視し続け、近日チートデイに行く予定である。
調査が終わって、依頼人と関わる方々と静かな祝杯を挙げたのは、ランチタイムや弊社の忘年会にも使わせていただいたイタリアンの「アレグロ天満店」。このお店はいつも雰囲気のいい賑わいがあって、スタッフの気配りや味も最高だろう。
古くからの友人もこの食の激戦の地で商売をして10年になるらしいが、天満駅近くの「韓健食」は本場韓国料理の家庭料理がメインで1年中、美味しい冷麺が食べられるお店です。
友人のお店は何かが食べたいだけでなく、あなたと話がしたくて、そこに一杯のお酒があればなお楽しいのかもしれない。
たった一人でしているので多くのお客が来れば、さばくことが出来ないが、きれいにに切りそろえた爪と、あかぎれた手を見て私は20代だった彼女を思い出すが、きっと時の流れはけしてマイナスではなく、プラスになっているのだと。
誰かと食事を一杯のお酒を共にすることはなんてスペシャルな時間でありましょう。いつも楽しいお誘いを下さる優しい方々に支えられています。
何より弊社の代表A氏も食いしん坊なので調査の隙を見て、食のお誘いを頂戴します。同行すれば止まらぬ食欲、迷宮のラビリンス。
なので、中々糖質制限が出来ぬ。