所在 浮気相手の住所
2014年10月07日 カテゴリー:調査記
「夫の浮気相手の住所が知りたいのです」。
詳細をお聞きしなくても、八方塞がりの追いつめられた状況になっていることは第一声でわかります。
夫は浮気は認めたものの相手女性については、何を聞いても一切何も言わず、単なる遊びであって、愛情はない、もう二度と会うことはないから、そう約束したという。
始まりは軽い気持ちから始まったものの、どんどん深いつながりになっていく状況を大量に残されたメールの内容から知っていた妻です。
これ以上、夫を追い詰め過ぎてはいけないとその嘘を飲みこみました。
夫が認めたことで、これ以上関係が続くことはないだろうと。
きっと、これでもう終わった、そう思いたかったからです。
半年後、朝のウォーキング、犬の散歩。
そんなわずかな時間に、夫はまた相手女性に連絡を取り合っていることに気づき、底知れぬ浮気の深さを妻は知るのでした。
まるでそれは見えない糸でしっかりとつながっているかのようで、ようやく忘れようとしていたところに、この嘘が妻の胸の中を突きさしていきます。
言葉がもう二度と信用出来なくなると、夫の表情や言葉のニュアンスだけで、心の中を読むような癖がついてしまいます。
いつしか妻は自分の感性だけでしか夫を知ることが出来なくなり、会話なき日々は複雑な感情だけの世界で生きて行くようになっていくのでした。
夫は仕事は真面目で子煩悩。
これまで大きな問題なく上手くやってきたと思う10年でした。
けして破たんした夫婦が浮気をするのではなく、家族旅行を楽しみ、互いの親族とも仲がいい関係の中でも起きるこの浮気という魔物は、ふとしたきっかけから離れることの出来ない関係へとなって行くのです。
あれほど仲の良かった義母でさえ浮気の原因は妻にもあるのではないかと言い始め、夫婦でいることは信頼がなくなることが一番辛いことなのだと誰も理解してくれなかった言います。
そんな暮らしの中で、ようやく決着を付けるまでに至るには、夫婦の中での果てしない、せめぎ合いの長い時間を過ごした方が、ご相談にやって来るのだと思います。
自分で話をつけたい。
どんな人なのか知りたい。
この苦しい気持ちと決別したい。
全ての調査は相手を追いつめるのではなく、自分を追い詰めてしまった方の手助けをするためのものであると思っています。
お力になります。
ご相談下さい。