素行 携帯電話のロック
2014年7月15日 カテゴリー:調査記
もう何年も夫婦喧嘩が絶えないという。
きっかけは、夫の携帯電話にあった女性のメールを発見したこと。
妻は「一体誰なの?」その言葉をどれだけ問い正したことでしょう。
夫は「何故、勝手に見たんだ!」とロックをかけるようになってしまう。
浮気が発覚することの一番多いのはやはり、携帯電話の着信やメール、ラインから始まる。
浮気をすれば必ず連絡を取り合うので、どれだけ年配の方であっても携帯電話だけは肌身離さず、食事をしていても、妻といても常にチェックするようになって行くものです。
どれだけ詰め寄られても、その携帯電話が唯一の浮気相手との接点なので、いつ何時連絡が入るのか自宅で、そしらぬ顔をしていても、心は携帯電話に非常に敏感なっています。
妻とは1行のメールでも、浮気相手には長文で、絵文字を使って、信じられないほどナイーブなロマンチックな夫がいます。
この結婚生活をやり続けるには、幾度も決着をつけなければならないことがありました。仕事、子供の進路、親や親戚との関係、生活の全てが、あいまいには出来ないことだらけです。
調査を決意するには、これまで共に生きてきた生活のその決着の姿が許せる、許せない範囲のふり幅のようなものもあるのかもしれません。
なぜ、こんな時に家庭をないがしろに出来るのかと。
複雑な背景が絡み合っています。
ある女性タレントが浮気を感じた携帯電話を鍋で煮た、へし折ったなど熱く語られていますが、怒りにまかせ、その確証を消し去った所で、関係が切れるわけではありません。
携帯電話がなかった時代、それよりももっと遥か昔。
連絡が取れにくいカップルはどうしていたのだろうかと、ふと思います。
それでも逢瀬していて、次の約束は別れ際にでも決めていたのだろうかと。
携帯電話は不倫を続けるための最も重要なアイテムですが、それを煮ても、取り上げても削除しても不倫の終息はありません。
むしろ、いきなり途絶えることで、ますます相手への思いが深まってしまうこともあるかもしれません。
夫が寝静まった頃、ロック解除をトライし続けることに、疲れ果てた方。
夫の携帯電話を取り上げるも、全て情報が削除されていることに気が付いた方。
そこから先、立ちどまって歩けなくなってしまったのであれば、一度、これまでの経緯をゆっくりお聞かせ下さい。
真実は携帯電話の中だけではありません。